ラオスの家族文化

実家暮らしが一般的

ラオス人の多くは実家で暮らしており、地方からの出稼ぎ労働者や学生以外の一般人は一人暮らしをしません。

日本では、18歳で就職や大学へ進学した際に実家を離れることが多く、Uターンせずに家庭を持つことが多いため核家族化しています。

また、独立、自立のために必要だという考えも定着しつつあります。

ラオスの場合は、兄弟姉妹が多い上に、結婚しても奥さんの実家で暮らすことが一般的なので、子供が生まれるとさらに多くなります。

知人の日本人でラオス人と結婚した方に、今何人暮らししているのか?と聞くと、11か12かな?と答えていました。

把握できないほど、多くの家族と共に生活していますので、大変だろうなと思っていましたが、仕事や用事で忙しい時でも家族の誰かが子供の世話をしてくれるので助かっているとのこと。

プライバシーは殆どないですが、こういった良い面はラオスらしいなと感じます。

女系家族が強め?

現在の日本では、男女が結婚をすると男性の方の姓を使い、長男であればその家に一緒に住むもしくは跡を継ぐといった慣習が一般的ですよね。

しかし、日本のこういった文化が定着する以前は、男性が女性の家へ通ったり、子が生まれると女性の実家ですべて世話をするといったような時代もありました。

ラオスでは、日本の以前の時代のような仕組みと捉えると理解しやすいかと思います。

ですから、ラオス人同士結婚をすると、女性の実家へ男性が住みうつったり、女性の家族側を最優先に生活を送ります。

家族が最優先

他の記事にも少し書いた内容ですが、ラオス人の生活の中心は「家族」です。

仕事、趣味、恋人、友人それぞれ人によって優先事項が違うのは国籍を問わず同じ価値観だと思いますが、その頂点は家族であり、家族なしでは生きていけないほどです。

ですから、家族の行事、家族との食事、家族の意見を必ず尊重し、個々人よりもこの集合体の一員であるという価値観で行動します。

みんながそういった価値観で動くので、家族を優先されたからといってラオス人同士で喧嘩をすることは滅多にありません。

ただし、日本人としては、上記のようなラオス人の価値観を先に理解しておかないと、なぜ仕事を休むのだ?約束をすっぽかすの?と疑問に思うことが多々ありますのでご注意を。

悪気はなく、ただラオス人としても日本人の価値観を理解できない部分が多くありますので、お互い歩み寄る努力は不可欠だと感じます。

【最後に】

本ブログではこういったラオスの情報をどんどん投稿していきます。

少しでもご興味を持ったり疑問に思うことがありましたら、コメント・いいね等よろしくお願いいたします。

今後の投稿の参考にさせていただきます!

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